来韓の米次官補 外交当局者らと会談=THAAD議論はなし
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2016.07.05 18:00
【ソウル聯合ニュース】米国のローズ国務次官補(軍備管理・検証・順守担当)がこのほど韓国を訪問し、韓国政府の外交・国防当局者と相次いで会談した。
韓国の外交部と国防部によると、ローズ氏は5日午前、外交部の咸相旭(ハム・サンウク)原子力・不拡散外交企画官(局長)と第2回韓米宇宙政策対話を行い、午後には国防部の柳済昇(リュ・ジェスン)政策室長と会談した。
外交部は宇宙政策対話について、「両国は国際社会の急激な宇宙活動の増加により、宇宙ごみ問題が平和的な宇宙活動の直接脅威になっているとの認識で一致し、安定的な宇宙環境のための国際ルールづくりでの協力について議論した」と説明した。
韓米宇宙政策対話は宇宙ごみ問題に関する国際ルールづくりなどを話し合うため、昨年1月から始まった。
ローズ氏は韓米両国の共同実務団が議論している米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備をめぐる業務を担当しているわけではないが、数回にわたりTHAADに関する言及をしており、今回の来韓中に韓国政府関係者と配備関連の協議を行ったとの見方が出ている。
ただ、外交部の趙俊赫(チョ・ジュンヒョク)報道官は5日の定例会見で、ローズ氏とTHAAD関連の議論はなかったと述べている。
ローズ氏は来韓前、日本を訪問。同日中に中国・北京に向かう予定だ。
kimchiboxs@yna.co.kr