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グーグル 「キャンパス・ソウル」を来年設立=アジア初

記事一覧 2014.08.27 16:49

【ソウル聯合ニュース】米IT大手グーグルは27日、ソウル市内で記者懇談会を開き、「キャンパス・ソウル」を来年初めに設立すると明らかにした。「キャンパス」は同社が起業家に提供する専用空間で、英ロンドンとイスラエル・テルアビブに続き世界で3番目、アジアでは初となる。

 キャンパス・ソウルの延べ床面積は約2000平方メートル。専門家の指導や投資家とのマッチング、技術やインフラなどを提供する。ベンチャー企業に出資するエンジェル投資家などとは異なり株式を要求しない点が特徴で、ベンチャービジネスの中核として発展させるのが目的という。

 キャンパス・ソウル設立は昨年4月に来韓した同社共同創業者で最高経営責任者(CEO)のラリー・ペイジ氏と朴槿恵(パク・クネ)大統領との会談を機に本格化した。

 グーグル傘下の投資会社グーグル・ベンチャーズのブリジット・ビーム氏(グローバル・アントレプレナーシップ・マネジャー)は懇談会で、キャンパス・ソウル設立について「韓国の未来に投資しようというグーグルの持続的努力の一環」と強調。韓国の強みとして創業間もない企業によるスタートアップ・コミュニティーの急成長、モバイル分野をリードする技術力、モノのインターネット(IoT)における革新性などを挙げた。

 グーグルのキャンパスは主な目的としてスタートアップ・コミュニティーの活性化を掲げており、キャンパス・ロンドンは設立1年で7万人以上にスタートアッププログラムなど多様な支援を提供。274社が計3400万ポンド(現在のレートで約58億5000万円)の投資を受けるなどの成果を挙げている。

 記者懇談会にはグーグルのサンダー・ピチャイ上級副社長やグーグルコリアのジョン・リー社長、未来創造科学部の崔楊姫(チェ・ヤンヒ)長官らが出席した。崔長官は「キャンパス・ソウルが創造経済(産業と産業、文化と産業を融合させ付加価値や雇用、成長動力を生み出す経済政策)の礎となることを確信する。政府もしっかり支援していく」と期待した。 

ikasumi@yna.co.kr

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