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安倍首相 対話通じた関係改善を=朴大統領にメッセージ

記事一覧 2014.10.24 20:37

【ソウル聯合ニュース】日韓議員連盟の額賀福志郎会長は24日、韓国の青瓦台(大統領府)で朴槿恵(パク・クネ)大統領と会談し、対話を通じた両国関係の改善を望むとの安倍晋三首相のメッセージを伝えた。青瓦台(大統領府)が明らかにした。

 これに対し、朴大統領は「過去に首脳会談を行った後、むしろ関係が後退した経験を教訓とし、十分な準備をして会談を成功させるような真摯(しんし)な努力が優先されるべきだ」との考えを示した。

 朴大統領の発言は旧日本軍の慰安婦問題で進展がなければ、首脳会談の開催は難しいとの立場をあらためて示したものとみられる。11月に中国・北京で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせ、韓日首脳会談が実現する可能性は低くなったとの見方が出ている。

 朴大統領は慰安婦問題について、「韓日関係の象徴的な懸案は慰安婦問題といえる。この問題が韓日関係の新たなスタートの第一歩となり得る」と指摘。「被害者と国民の心を傷つける言動が繰り返されないことが両国の信頼を築き、関係を発展させる上で重要だ」と述べた。慰安婦被害者らが高齢であることを取り上げ、「生存しているうちに名誉を回復できる措置を期待している」として、同問題に対する日本側の誠意ある措置をあらためて求めた。

 慰安婦問題への旧日本軍の関与を認めた1993年の河野洋平官房長官談話を発表する記者会見で行った河野氏の発言を菅義偉官房長官が問題視したことや、女性閣僚3人が靖国神社を参拝したことなど、安倍内閣の相次ぐ不適切な言動をけん制したものとみられる。

 朴大統領は「日本は重要な友好国と考え、関係発展に努めてきたが、厳しい状況が続き残念だ」と指摘し、「韓日関係は北東アジアの平和と繁栄のために重要で、われわれは未来世代に正常な韓日関係を残さなければならない歴史的な責務がある」と強調した。その上で、「来年は国交正常化50周年となる。新しい韓日関係のため、努力しなければならない重要な時期」として、「日韓議員連盟の役割を期待している」と呼び掛けた。

kimchiboxs@yna.co.kr

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