来年の経済成長率 2.8%から下方修正の可能性=韓国銀行
記事一覧
2016.12.22 10:36
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)は22日、国会企画財政委員会に対し、経済成長の不確実性や景気の下振れリスクが高まっているとして、来年の経済成長率が当初の見通しの2.8%を下回る可能性があると報告した。
同銀は「今後、国内経済は世界経済の回復とともに緩やかな成長を続けるが、最近の国内外の環境変化を考慮すれば、成長の不確実性が大きい状況」と説明。景気の下振れリスクとして米国の中央銀行に当たる米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げや保護貿易主義の拡大、国内政治の不安定さによる経済マインドの萎縮などを挙げた。
同銀が来月、修正発表する17年の成長率見通しは2.8%を下回る可能性が高くなった。
国内外のシンクタンクは韓国の来年の成長率見通しを相次いで下方修正している。韓国経済研究院は2.1%、LG経済研究は2.2%、韓国開発研究院(KDI)は2.4%の見通しを示している。韓国政府は今月29日に発表する17年の経済政策方向で従来の3.0%から2%台に下方修正するとみられる。
kimchiboxs@yna.co.kr