「ポケモンGO」人気で景福宮など古宮の入場客増加=韓国
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2017.02.05 11:49
【ソウル聯合ニュース】韓国でスマートフォン向けのゲーム「ポケモンGO」ブームの勢いが止まらない。先月24日に配信が始まってから人気が急上昇し、景福宮など古宮でもポケモンを捕獲しようとするユーザーが多く訪れている。
実際に古宮の観覧客はポケモンGOの配信が始まってから大幅に増えた。先月1~23日に景福宮の一日平均入場者は1万709人だったが、同24~31日は1万4668人と37%増加した。徳寿宮も同期間に23%増えた。
文化財庁関係者は「旧正月(今年は1月28日)連休で観覧客が増えた」としながらも、「ポケモンGOが増加に影響を与えた」と認める。
ただ、ゲームに集中する入場者が宮内に張った氷の上で滑ってけがをしたり、文化財を壊してしまったりすることに対する懸念が出ている。
先月末の時点で週間ユーザー数は、約700万人に達したと推定されている。これはアンドロイドのスマホゲームの中で最大規模のユーザー数となる。
これらの現象を受け、警察当局は車両の運転中や歩行中にポケモンGOをプレーすると交通事故を起こしたり、交通事故に遭ったりする危険があるとして、交通安全活動を強化すると発表している。韓国ではまだゲームと関連した事故は報告されていないが、今後事故が発生する可能性があり、警察は措置が必要と判断した。
ポケモンGOは昨年7月に北米などで配信が開始され、5カ月で7億8800万ドル(約900億円)の売り上げを記録する大ブームとなった。
韓国では地図サービスに関する技術的問題などにより、約半年遅れで配信が始まった。
csi@yna.co.kr