韓国二大労組 強制徴用労働者像をソウルと平壌に設置へ
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2017.02.14 14:35
【ソウル聯合ニュース】日本による植民地時代に強制動員された、少なくとも70万人に達する朝鮮人を記憶するため、韓国労働組合の二大全国組織、韓国労働組合総連盟(韓国労総)と全国民主労働組合総連盟(民主労総)がソウルと北朝鮮・平壌への「強制徴用労働者像」設置を推進する。両組織は14日、像の建立推進委員会を発足させた。
韓国労総と民主労総の委員長が常任代表を務め、旧日本軍の慰安婦被害者支援団体「韓国挺身隊問題対策協議会」や「靖国反対共同行動」の代表、革新系の最大野党「共に民主党」所属国会議員らが共同代表として加わる。1000人以上の推進委員を募集する。
推進委は、日本の植民地支配に抵抗して1919年に起きた独立運動を記念する「3・1節」に合わせ、ソウルの竜山駅前広場で労働者像の除幕式を開催する。また、来年には平壌に像を設置することで南北の労働者が合意したと推進委は伝えた。
推進委は「社会の各界・各層との連帯を深め、強制徴用問題を広く伝えるとともに、日本による植民地(支配)の謝罪と賠償問題、朝鮮半島の平和実現に一層努力していく」としている。
韓国労総と民主労総は昨年8月、京都市の「丹波マンガン記念館」に強制徴用朝鮮人労働者像を設置した。
tnak51@yna.co.kr