昨年脱北の女性従業員１２人が全員大学に＝韓国

【ソウル聯合ニュース】昨年４月に中国浙江省寧波市の北朝鮮レストランから脱出し韓国入りした女性従業員１２人が全員韓国の大学に入学したことが分かった。

　韓国政府当局者は２６日、「女性従業員全員が今年、特例で大学に入学した」と明らかにした。従業員のほとんどは２０代で、韓国社会に適応するためには大学教育が必要と判断したようだ。

　従業員らの集団脱北は発生から約１年が経つが、北朝鮮は最近までもこれら従業員の脱北について、「南側（韓国）が誘引して拉致した」と主張し、引き渡しを求めている。

　韓国当局は北朝鮮が現在も「拉致」と主張している上、金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男（キム・ジョンナム）氏が殺害された事件を機に、北朝鮮脱出住民（脱北者）の身辺安全に対する懸念が高まり、従業員らの保護を強化したとされる。

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