セウォル号移送準備 30日中の完了目指す=韓国
記事一覧
2017.03.30 11:44
【珍島聯合ニュース】韓国海洋水産部は30日、2014年に南西部の珍島沖で沈没し、このほど引き揚げた旅客船セウォル号について、同日中の移送準備完了を目指すと伝えた。ただ、船体を載せた半潜水式の運搬船が31日に木浦新港に向け出発するかどうかについては、「運搬船の船長が最終判断する」とした。港までは約8時間かかる。
船体を運搬船に固定する溶接などの移送準備作業は、高波のため29日は終日中断された。波が収まったため30日午前に再開した。31日まで天候は良好の見通しだ。溶接は船体から流れ出た泥や油分を除去しながらの作業となるため、予想以上に時間がかかる可能性もある。
セウォル号は陸揚げ後、準備作業を経て船内の捜索などが行われる。同船の沈没事故では修学旅行中の高校生ら295人が死亡し、9人が依然行方不明となっている。
tnak51@yna.co.kr