北朝鮮 訪朝する韓国サッカー女子代表の安全を保障
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2017.03.30 15:41
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が、来月初めに平壌に遠征する韓国サッカー女子代表チームの身辺の安全を保障する担保書を送付してきた。韓国統一部の当局者が30日、明らかにした。
同当局者は「北の身辺安全保障覚書が、昨晩(大会を主管する)アジアサッカー連盟を通じて大韓サッカー協会に届いた」と述べた。
韓国の国民が北朝鮮を訪れるには、北朝鮮当局から身辺安全担保書を受け取らなければならない。
大韓サッカー協会に身辺安全担保書が届いたことで、韓国選手団は30日中に訪朝を申請するものと予想され、統一部は国際スポーツ大会である点を考慮してこれを承認する予定だ。
韓国サッカー女子代表チームは4月3~11日に平壌で開かれる2018サッカー女子アジア・カップ予選に出場し、7日に北朝鮮との競技を行う。
北朝鮮を訪問するのは40人の選手団と取材陣10人の約50人で、来月2日に中国の北京に向けて出発し、翌日に平壌に到着する予定だと伝えられた。
北朝鮮が核実験を強行する動きを見せていることがサッカー代表チームの訪朝承認に影響を与える可能性について、当局者は「現在検討している内容に北の核についての状況は含まれていない」と否定した。
また、代表チームの訪朝中に突発的な事態が発生した際に備えた計画も立てているほか、北朝鮮から特別に韓国選手団に対して身辺の安全を保障するということなので、過度に心配する必要はないと述べた。
一方、統一部は29日、来月2~8日に韓国北部・江陵で開かれるアイスホッケー女子の世界選手権への北朝鮮選手団の参加を承認した。
来月初めに南北間のスポーツの対戦が連続することについて、同当局者は「偶然の一致」として拡大解釈を警戒した。
ynhrm@yna.co.kr