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正男氏遺体 結局北朝鮮へ=容疑者とともに北京到着

記事一覧 2017.03.31 08:53

【北京聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏がマレーシアで殺害された事件で、事件に関与しているとされる在マレーシア北朝鮮大使館のヒョン・グァンソン2等書記官と北朝鮮の航空会社・高麗航空職員のキム・ウクイル氏が31日未明、マレーシアから空路で経由地の北京に到着した。正男氏の遺体も北京に到着したようで、近く平壌に移送されるとみられる。

北京に到着した北朝鮮の2等書記官ら=31日、北京(聯合ニュース)

北京に到着した北朝鮮の2等書記官ら=31日、北京(聯合ニュース)

 2等書記官らは30日午後、クアラルンプールを出発し、31日午前2時(日本時間同3時)ごろに北京の首都国際空港に到着。そのまま黒い乗用車に乗り、在中北朝鮮大使館に向かった。

 高麗航空の運航日程からみて、正男氏の遺体と2等書記官らは来月1日に平壌に向かうとみられる。

 マレーシアが正男氏の遺体の引き渡しと2等書記官らの出国を認めたのは30日に発表した両国の共同声明に基づいた措置だ。共同声明によると、北朝鮮とマレーシアは正男氏の遺体の引き渡しと2等書記官らの出国を認める一方、北朝鮮に留め置かれているマレーシア人9人を出国させることで合意した。

 正男氏殺害事件発生から捜査方法や遺体の引き渡しなどで衝突してきた北朝鮮とマレーシアが「人質外交」で解決を図ったことで、正男氏殺害事件は未解明のままになる可能性が高まった。

 正男氏は2月13日にマレーシアで殺害されており、事件の背後には北朝鮮政権がいるとの見方が多かった。

csi@yna.co.kr

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