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セウォル号から遺留品48点 携帯電話や衣類など=韓国

記事一覧 2017.04.03 11:18

【木浦聯合ニュース】韓国海洋水産部は3日、2014年4月に南西部の珍島沖で沈没した旅客船セウォル号を積載した運搬船のデッキで、泥の除去作業中に遺留品48点が見つかったと明らかにした。

泥の除去作業の様子=3日、木浦(聯合ニュース)

泥の除去作業の様子=3日、木浦(聯合ニュース)

 セウォル号の操舵室のある船首側で船長(乗客を救助せずに船を脱出した殺人罪で無期懲役確定)のかばんが見つかり、中には旅券とクレジットカード、通帳が入っていた。筆記用具や手帳9点、携帯電話、作業靴、セーターなどもあわせて回収された。船長の所持品以外の遺留品は、汚れなどのためまだ持ち主を確認できていない。

 また、これまでに骨10片が見つかったが、いずれも動物の骨と判明した。海底から引き揚げられたセウォル号は3月31日、全羅南道の木浦新港に接岸した。

 海洋水産部は泥の除去作業を4日までに終え、6日にはセウォル号を陸上に移す作業に入る計画だ。

 セウォル号が沈没していた海底の捜索作業も始まっている。海洋水産部は引き揚げの際に行方不明者の遺体が流出する恐れがあるとみて、船体周辺の海底に縦160メートル、横200メートル、高さ3メートルのフェンスを設置した。引き揚げを担った中国企業、上海サルベージの潜水士20人余りが2カ月にわたりフェンス内を捜索する予定だ。

 沈没事故では修学旅行中の高校生ら295人が死亡し、9人が依然行方不明となっている。

tnak51@yna.co.kr

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