韓国検察 今週末にも朴前大統領と元秘書官を起訴か
記事一覧
2017.04.11 11:33
【ソウル聯合ニュース】韓国の検察特別捜査本部が週末を前後し、収賄などの容疑で逮捕された前大統領の朴槿恵(パク・クネ)容疑者と、朴容疑者の側近だった禹柄宇(ウ・ビョンウ)元青瓦台(大統領府)民政首席秘書官を起訴する方針を固めたようだ。この2人の起訴で、朴容疑者に絡む疑惑と親友の崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入事件の捜査を実質的に終えることになる。
法曹界関係者によると、検察が請求した禹氏の逮捕状が発付されるかどうかは早ければ11日夜遅くに決まる見通しだが、検察はこの結果にかかわらず、禹氏を朴容疑者と一緒に起訴することにした。
禹氏の逮捕状が出れば身柄を確保して最長20日まで取り調べることができるものの、政治的な争点になりかねない禹氏の捜査を大統領選(5月9日投開票)の選挙運動が始まる17日までに終えるのが適切と判断したとされる。検察は同じ理由で、裁判所が禹氏への逮捕状請求を棄却しても、在宅起訴する方針だ。
検察は早ければ14日ごろ2人を起訴することを目標に、大詰めの裏付け捜査を進めている。ただ、さまざまな要因でやむを得ず、朴容疑者の勾留期限である19日直前までずれ込む可能性もある。
検察は2人を起訴すれば、併せてロッテとSKグループの贈賄疑惑に関する捜査結果も発表する計画だ。
法曹界では、サムスングループに続く2例目の贈賄容疑がロッテグループに適用されるとの見方が出ている。ロッテは崔被告が自身の利益追求のため窓口にしたとされるスポーツ関連財団に追加で70億ウォン(約6億8000万円)を拠出しながら、検察による家宅捜索直前に返還されている。
mgk1202@yna.co.kr