セウォル号沈没から丸3年 各地で「追悼・安全」行事=韓国
【ソウル聯合ニュース】韓国南西部の珍島沖で起こった旅客船セウォル号沈没事故から丸3年となる16日、韓国政府が犠牲者追悼行事と国民の安全を守る決意を示す大会を開いたほか、全国各地で追悼式が開かれた。 政府はこの日午前11時、政府ソウル庁舎で「第3回国民安全の日 国民安全を誓う大会」を開いた。
黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行首相をはじめとする閣僚のほか、セウォル号の遺族、一般市民ら約400人が参加し、事故犠牲者を悼んだ。
また、セウォル号事故の一般人犠牲者の追悼館がある仁川家族公園や、修学旅行中に事故に遭った生徒の高校がある京畿道・安山、沈没事故があった珍島に近い彭木港などでも追悼式が行われる。
セウォル号は2014年4月16日に珍島沖で沈没した。事故により修学旅行中の高校生ら295人が死亡し、9人が行方不明のままとなっている。韓国当局は今月11日までにセウォル号の海底からの引き揚げと陸揚げ作業を終え、船内の捜索を本格的に進めている。
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