音楽配信サービス 韓国が有料加入率1位=定額制定着で
【ソウル聯合ニュース】韓国人の4割が、インターネットでコンテンツを受信しながら音楽を再生するストリーミングを利用しているとの調査結果が17日発表された。
IT業界によると、国際レコード産業連盟(IFPI)は韓国、米国、英国、日本、ブラジル、メキシコ、フランスなど音楽配信市場13カ国のインターネットユーザーを調査した報告書を公開した。韓国は有料配信サービスの利用率が41%に達し、最も高い数字を記録した。
最近6カ月以内に音楽配信サービスを利用したかを尋ねる質問では、韓国は50%が利用したと答え、13カ国の平均利用率37%を大きく上回った。
音楽配信の利用比率が最も高かった国はメキシコ(64%)だった。一方、最も低い国は日本で、サービスの利用率は11%にとどまった。
有料配信サービスを利用すると答えたのは韓国が41%で最も多く、日本は有料配信サービスの利用率が7%と、13カ国中最下位だった。
韓国の音楽配信サービス業界のある関係者は「韓国はモバイルインターネット環境が発達しているだけでなく、移動通信会社が強力なマーケティングでストリーミングサービスを成長させたことで、安価な定額制や無料でデータを提供する付加サービスにより他の国より普及が進んだのではないか」と説明した。
さらに、「韓国の消費者は音楽チャート(の順位)をメインに音楽を聴く人が多く、曲の消費周期が短い」とし、「わざわざ音楽をダウンロードして聴くよりも、ストリーミングで簡単に最新の流行曲を楽しもうとする需要が高くならざるを得ない」と述べた。
韓国の有料配信市場ではカカオ傘下の「メロン」、KTの「ジニー」、NHNエンターテインメントの「バグス」がビッグ3とされる。通信業界では、メロンの市場シェアが約50%、ジニーが約20%、バグスが約15%としている。
また報告書によると、13カ国の利用者がストリーミング音楽鑑賞に多く利用するのは、動画投稿サイトのユーチューブだという。
ユーチューブをストリーミング音楽プレイヤーとして利用すると答えた人の割合は71~99%となり、全ての国で半数以上を占めた。
今回の調査は各国の16~64歳のインターネットユーザー約900人ずつを対象に行われた。
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