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米軍がパトリオット朝鮮半島展開訓練 昨年3回=在日米軍も参加

記事一覧 2017.04.21 05:00

【ソウル聯合ニュース】在韓米軍が昨年、米国と日本に駐留する地対空誘導弾パトリオット(PAC3)部隊を朝鮮半島に速かに展開する訓練を3回にわたり実施していたことが21日、確認された。

 朝鮮半島有事の際のミサイル防衛能力を増強するためのもので、米国が北朝鮮の核・ミサイル脅威を重くみているものと受けとめられる。

昨年7月、釜山港に到着した在日米軍のパトリオット(米第8軍ホームページより)=(聯合ニュース)

昨年7月、釜山港に到着した在日米軍のパトリオット(米第8軍ホームページより)=(聯合ニュース)

 在韓米軍によると、第8軍の第35防空砲旅団は昨年、米テキサス州フォートブリス基地駐留の第11防空砲旅団部隊、沖縄に駐留する第1防空砲兵連隊と合同でパトリオット部隊の朝鮮半島への展開訓練を3回行ったという。

 同訓練は米国と日本に配備されているパトリオット装備と部隊を速かに朝鮮半島に展開し、韓国軍のパトリオット部隊と効率的に統合することに焦点が合わされた。

 在韓米軍は昨年7月、沖縄基地にあるパトリオット部隊を朝鮮半島に展開する訓練を公開したことがある。パトリオットの発射台1基を輸送船で南東部の釜山に運び、西部の群山に移動させた後、韓国軍のパトリオット部隊と合同演習を2週間行った。

 米国と日本に配備されたパトリオット部隊を朝鮮半島に展開させるため、輸送船のほか航空機も使われたことが分かった。有事の際にパトリオット部隊を海路と空路を利用し、迅速に展開させる能力を養ったものとみられる。

 北朝鮮の核・ミサイル脅威が強まっていることを受け、米国が有事の際に展開する増援軍はパトリオット部隊を含むミサイル防衛部隊が占める割合が高くなるとの見方が出ている。

 米国は北朝鮮の核・ミサイル攻撃が差し迫っていると判断した場合、最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」を慶尚北道星州郡以外にも配備することを検討しているという。

 THAAD1基が防衛できる面積は韓国国土の2分の1から3分の2程度であるため、2基が配備されれば全域を弾道ミサイル攻撃から防衛することができる。

 在韓米軍は米国と日本に配備されたパトリオット部隊を朝鮮半島に展開する訓練を昨年に続き今年も実施し、朝鮮半島のミサイル防衛能力を強化する方針とされる。

yugiri@yna.co.kr

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