韓中日が保護主義を批判 横浜で財務相・中央銀行総裁会議
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2017.05.05 10:01
【横浜聯合ニュース】韓国と中国、日本は5日に横浜で財務相・中央銀行総裁会議を開き、「あらゆる形態の保護貿易主義を排撃する」と記した共同宣言文を発表した。会議は韓国の柳一鎬(ユ・イルホ)経済副首相兼企画財政部長官が主宰し、韓国銀行(中央銀行)の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁らが出席した。
3カ国は「貿易が生産性を向上させ、雇用を生み出すなど経済成長の最も重要なエンジンだということに同意する」とも明記。トランプ大統領が主導する米国の保護主義的な政策を遠回しに批判した。今年1月に大統領に就任したトランプ氏は「米国第一主義」を掲げ、国内企業を守るとして保護主義を強調してきた。米政府は先ごろ、韓国と結んでいる自由貿易協定(FTA)の再交渉を進める姿勢も示した。
韓中日はあわせて、持続可能でバランスの取れた成長を目指し、財政・通貨政策を積極的に取ることでも一致した。グローバル経済の不確実性や地政学的リスクなど金融市場の不安要因に対応し、「高い水準の協力を続ける」とも強調した。
tnak51@yna.co.kr