Go to Contents Go to Navigation

韓国4基目の通信・放送衛星 打ち上げ成功

記事一覧 2017.05.05 15:00

【ソウル聯合ニュース】韓国通信大手KTの衛星専門子会社KT SATと韓国未来創造科学部は5日、南米フランス領ギアナで同日午前6時50分(日本時間)に通信・放送衛星「無窮花衛星7号」が成功裏に打ち上げられたと発表した。打ち上げから37分後にロケットから切り離されたという。

通信・放送衛星「無窮花衛星7号」(アリアンスペース提供)=(聯合ニュース)

通信・放送衛星「無窮花衛星7号」(アリアンスペース提供)=(聯合ニュース)

 無窮花衛星7号は今月16日前後に静止軌道に入り、性能テストなどを経て東経116度に移動後、7月初旬ごろからアジア地域で高画質放送と衛星LTE通信サービスを提供する。設計寿命は15年。当初は3月に打ち上げられる予定だったが、ギアナのゼネストの影響で繰り返し延期されていた。

 今回の打ち上げにより、韓国が保有する静止通信・放送衛星は4基に増えた。静止衛星とは赤道上空の高度3万5786キロの軌道を周回する衛星で、地球の周囲を回る周期が地球の自転周期と同じため、地上から見ると常に静止しているように見える。

 無窮花衛星7号はフランスのタレス・アレーニア・スペースが製作。2014年から今年にかけ同国の工場で組み立てとテストが行われ、今年2月にギアナに移された。打ち上げはロケット打ち上げ大手の欧州アリアンスペースが担い、地上管制システムは韓国の政府系シンクタンク、韓国電子通信研究院(ETRI)が製作した。韓国が開発した地上管制システムの初の実用化例となる。

 サービス範囲がほぼ朝鮮半島に限られていた旧型の無窮花衛星5、6号と違い、7号は韓国、フィリピン、インドネシア、インドシナ、インドにもサービスが可能。また、高解像度の衛星放送や衛星LTE通信サービスに最適化した広帯域中継器、4K衛星放送に備えた放送用中継器など計33基の中継器を搭載しており、超高速・高画質の衛星サービスを提供する。

tnak51@yna.co.kr

注目キーワード
スクラップの多い記事
more
more
ホーム ページのトップへ
情報をお寄せください
聯合ニュース日本語版では、イベントの開催告知、取材案内、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報をお待ちしております。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。
お問い合わせ
聯合ニュース日本語版に関する記事やコンテンツ使用などについてのお問い合わせは( japanese@yna.co.kr )へ。 イベントなどの開催告知、取材要請、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報も同メールアドレスで受け付けています。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。