Go to Contents Go to Navigation

韓国新大統領 10日に国会で就任宣誓へ

記事一覧 2017.05.08 21:21

【ソウル聯合ニュース】9日に投開票される韓国大統領選で誕生する新大統領は10日に国会で就任宣誓をするものとみられる。

 通常であれば12月に投開票が行われ、大統領職の引継ぎ委員会が準備を開始し、翌年2月に各国の首脳などを招いて就任式が行われる。

 ただ今回は朴槿恵(パク・クネ)前大統領の罷免により大統領職が空席となっており、引継ぎ委員会を設置することなく業務を開始しなければならず、ほとんどの候補は国会で当選証を受け取って就任宣誓をすることで就任式に代えるものとみられる。

 最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)候補は当選した場合、国会本会議場前の中央ホールで就任宣誓を行う案を検討している。本会議場前で宣誓し当選証を受け取ることで新政権と国会の協力を強調する意味もあると文氏側は説明した。

 ただ文氏側の一部からは略式で宣誓した上で、その後、光化門で公式の就任行事を開くべきとの意見も出ている。

 ある関係者は就任から約1カ月後に、朴前大統領を罷免に追い込んだ「ろうそく集会」が開かれたソウル都心の光化門広場で新たな韓国の出発を知らせようとの意見が多いとし、「外交的な観点からみても、海外の首脳を招待する必要がある」と話した。

 朴政権で与党だった保守系「自由韓国党」の洪準杓(ホン・ジュンピョ)候補も当選した場合は大規模な就任式を行わず、10日午前に国会で就任宣誓を行い、そのまま青瓦台(大統領府)に向かい業務を開始する予定だ。

 ただ洪氏も国政を収拾させた後には光化門で公式行事を行うとの意向を明らかにした。洪氏は「大統領になれば就任式をしない。直ちに国を安定させ整理をした後、8月15日の光復節(日本植民地からの解放記念日)に光化門で市民100万人を招いて就任式を開く」と約束した。

 中道系「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)候補も同様に、「今は就任式をする時間的余裕がない」とし、大規模な就任式はせず、国会で宣誓だけをした後、直ちに業務に着手するとの立場を示した。

 安氏は「国会で宣誓した後、すぐに青瓦台に行って仕事を始める」とし、「最初にすべき仕事は競争した候補と通話することであり、各党代表に協調を求め、早期に協力政治体制を構築する」と話した。 

 保守系「正しい政党」の劉承ミン(ユ・スンミン)候補も国会で就任宣誓をすることで就任式に代える案を検討中だ。同党の選挙対策本部は聯合ニュースの取材に対し、「本会議場前のホールで当選証を受領した後、本会議場で就任式および就任宣誓をするのが望ましいという立場だ」と説明した。

 一方、革新系の少数党「正義党」の沈相ジョン(シム・サンジョン)候補は5人の候補の中で、唯一光化門で就任式を開き、就任宣誓をするとの立場を示している。

 沈氏側関係者は「大規模な行事を行うというのではない」とした上で、「今回の大統領選はろうそく集会がもたらしたものであるため、光化門で新たな出発を知らせるというもの」と説明した。

yugiri@yna.co.kr

注目キーワード
スクラップの多い記事
more
more
ホーム ページのトップへ
情報をお寄せください
聯合ニュース日本語版では、イベントの開催告知、取材案内、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報をお待ちしております。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。
お問い合わせ
聯合ニュース日本語版に関する記事やコンテンツ使用などについてのお問い合わせは( japanese@yna.co.kr )へ。 イベントなどの開催告知、取材要請、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報も同メールアドレスで受け付けています。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。