韓国 けさのニュース(5月10日)
◇韓国大統領選の開票終了 文在寅氏が41.1%で当選
9日に実施された韓国大統領選の開票作業が10日午前に終了した。中央選挙管理委員会のホームページによると、有権者3267万2101人が投票し、進歩(革新)系最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)候補が1342万3800票を得て、得票率は41.08%となった。朴槿恵(パク・クネ)政権で与党だった保守系「自由韓国党」の洪準杓(ホン・ジュンピョ)候補が785万2849票(24.03%)、中道系「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)候補が699万8342票(21.41%)、保守系「正しい政党」の劉承ミン(ユ・スンミン)候補が220万8771票(6.76%)、革新系少数党の「正義党」の沈相ジョン(シム・サンジョン)候補が201万7458票(6.17%)だった。
◇米ホワイトハウス 文氏の当選祝う
米ホワイトハウスは9日(現地時間)、韓国大統領選で進歩(革新)系最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)候補が当選を決めたことを受け、「文氏の当選を祝い、平和的かつ民主的な権力移譲を祝賀する韓国の国民と共にする」と表明する報道官声明を出した。
◇文氏 きょうにも首相候補指名
韓国の大統領選で当選を決めた進歩(革新)系最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)氏が10日にも首相候補を指名することが分かった。李洛淵(イ・ナクヨン)全羅南道知事(64)が有力視されるという。大統領秘書室長には同党の任鍾晳(イム・ジョンソク)元国会議員(50)が事実上内定したもようだ。
◇今年に入り山火事448件発生 昨年の発生件数上回る
今年に入り韓国で発生した山火事の件数が、昨年1年間の発生件数を上回ったことが分かった。農林畜産食品部と山林庁によると、今年1月から5月8日までに発生した山火事は448件で、昨年の発生件数(391件)に比べ14.5%増加した。