セウォル号船内から初めて多数の「人骨」 韓国科捜研が鑑定
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2017.05.12 18:33
【木浦聯合ニュース】2014年4月に韓国南西部の珍島沖で沈没し、今年3月下旬に引き揚げた旅客船セウォル号の船内で12日午後、人骨とみられる骨片が多数見つかった。
セウォル号の現場収拾本部によると、国立科学捜査研究院の専門家が鑑定し、人骨と推定したという。
先月18日に船内捜索を始めてから人骨と推定される骨が多数発見されるのは今回が初めて。
見つかったのは4階の船尾側客室の女性用トイレで、骨は散らばっていなかった。同じ場所で靴下などの遺留品も見つかったという。
沈没事故では修学旅行中だった高校生ら295人が死亡、9人が行方不明のままとなっている。今回骨が見つかった場所は高校生が使用していた大部屋に近く、10日と11日にも付近で人骨と推定される骨片が見つかっている。
国立科学捜査研究院と国防部の専門家が現場で骨を収拾する一方、夜間も捜索が続けられる予定だ。
yugiri@yna.co.kr