文大統領が独首相と電話会談 北核問題と統一への協力要請
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2017.05.12 20:31
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は12日、ドイツのメルケル首相と電話会談した。韓国青瓦台(大統領府)が伝えた。
青瓦台によると、2人は両国の経済協力強化をはじめ、相互の関心事について15分ほど意見を交わした。
文大統領は「ドイツは分断の悲劇と苦痛を最もよく理解している国であり、韓国政府が朝鮮半島の平和統一に対する国際的社会への支持と共感を広めるにあたり積極的に協力してほしい」と呼びかけた。
また「ドイツがイラン核問題の解決で、決定的で重要な役割を果たしたように、北の核問題解決でも力を貸してほしい」と要請した。
メルケル首相は文大統領の大統領選での勝利を祝い、「韓国は本当に難しい時期を克服した。再び安定した国政が可能になりうれしい」と話した。また対北朝鮮政策をはじめとする文大統領の方針に深い関心を示した上で、今後も韓国と緊密に協力していく方針を強調した。
メルケル首相は、ドイツ・ハンブルクで7月初めに開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合の前にベルリンで会談することを希望した。文大統領は要請に謝意を示した上で、外交ルートを通じてベルリン訪問を調整するよう指示すると答えた。
yugiri@yna.co.kr