韓国 けさのニュース(5月15日)
◇文政権 段階的に増税推進へ
文在寅(ムン・ジェイン)政権が早ければ年内に発表する税法改正案に、増税の計画が含まれる見通しだ。ただ、増税は段階的に推進する方針で、税負担の増加は一部に限られる。前政権が発表した来年度予算案は大幅に修正されるとみられる。
◇政府、日本など主要4カ国に特使派遣へ
政府が今週から米中日ロの主要4カ国に特使を派遣する。政府消息筋は15日、「特使が決まっており、週の初めから各国と本格的に協議する。近い国を皮切りに今週から派遣する」と述べた。日本には与党「共に民主党」の文喜相(ムン・ヒサン)国会議員が派遣される。文議員は、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権で大統領秘書室長に起用されたほか、2004年から08年まで超党派の韓日議員連盟の会長を務めるなど、日本に太いパイプを持っているとされる。
◇米NSCアジア上級部長らきょう訪韓 韓米首脳会談調整へ
米ホワイトハウスの朝鮮半島担当者が15日午後、韓国を訪問し、文在寅政権発足後初の韓米首脳会談に向けた調整を行う。米国家安全保障会議(NSC)のポッティンジャー・アジア上級部長らは2日間の日程で訪韓し、青瓦台(大統領府)や外交部当局者と協議する。
◇新政権、個人債務「150%総量規制」導入
文在寅政権の個人債務政策は「不動産市場活性化による景気活性化をしない」ことを基調としている。このため、個人の可処分所得に占める負債の割合が150%を超えないようにする総量規制を導入する。
◇安保理 16日に緊急会合=北朝鮮のミサイル発射受け
国連安全保障理事会が16日(米東部時間)、北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け緊急会合を開き、対応策を協議する。韓米日が共同で開催を要請した。国連駐在の外交官らが14日伝えた。北朝鮮は14日早朝に今年7回目となる弾道ミサイルの発射を行った。
◇北朝鮮 「新型ミサイルの発射成功」と報道
北朝鮮の朝鮮中央通信は15日、前日発射したミサイルについて、新型中長距離弾道ミサイル「火星12」の発射実験に成功したと報じた。同通信はミサイルについて「発射したロケットは予定された飛行軌道に従い、高度2111.5キロまで上昇、787キロの先の公海上に設定した目標水域を正確に打撃した」と報道した。発射には金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が立ち会ったという。
◇きょう「成人の日」 1998年生まれ67万人
政府の集計によると、今年に成人(満19歳)となる1998年生まれは67万人余りだ。女性家族部は15日午後、ソウル市内で「成人の日記念式」を開催する予定。