[インタビュー]今季21得点のトットナム・孫興民「さらに前進したい」
【仁川聯合ニュース】サッカーのイングランド・プレミアリーグのトットナムで活躍する韓国の孫興民(ソン・フンミン、24)が23日、一時帰国した。
同じチームのカイル・ウォーカー、ケビン・ ヴィマー、ベン・デイビスと共に仁川国際空港に到着した孫は、応援歌を歌う韓国人ファンに迎えられ、「同僚たちは韓国行きに大きな期待を寄せていたが、こんなに大勢のファンが来てくださり励みになる」と笑顔を見せた。
孫ら4選手はトットナムのスポンサーのアジア保険大手、AIAグループの招きで韓国入りした。25日まで滞在し、イベントに出席する予定。
孫は今シーズン、通算得点を21に伸ばし、欧州リーグにおける韓国人選手のシーズン最多得点記録を打ち立てる活躍ぶりを見せた。これまでの最多記録は、サッカー韓国代表元監督の車範根(チャ・ボムグン)氏が1986年にドイツ・ブンデスリーガで立てたシーズン19得点。
以下は、一問一答。
――今シーズンは自分に点数をつけるとしたら何点か。
「私に100点という点数はない。メッシやロナウドのようなレベルの選手がもらうことができる点数だ。今シーズンは幸せだったが、厳しい時期もあった。困難を克服し成長できた。70点ぐらいをあげたい」
――点数があまりにも低くないか。
「ここがゴールではない。100点だと今後前進することができない。さらに学ばなければならない」
――車範根元監督が立てた記録を破ったが。
「車監督は、比較などできない存在だ。車監督の現役時代の姿を直接目にすることはできなかったが、どれほど偉大な選手だったかは知っている。私の記録もいつかは破られるだろう。記録は破るためにあるのだから」
――特に記憶に残るゴールがあるか。
「今シーズンは全てのゴールが大切だった。記憶に残らないゴールはない。ハットトリックや劇的ゴールも決めた。順位をつけるのは難しい」
――アジア出身の選手として初めて月間最優秀選手にも選ばれた。
「応援してくださったファンと同僚がいなかったら受賞できなかっただろう」
――今シーズンを振り返ってみると。
「とても感謝すべきシーズンであり、多くのことを学んだシーズンだった」
――チームが優勝できなかったことは心残りではないか。
「優勝できず残念だ。FA(イングランド協会)カップでも、プレミアリーグでも最後の峠を越えることができなかったが、昨シーズンよりは良い成績を収めたので、来シーズンは今シーズンよりもさらに好成績を上げると思う。個人的にはまだ優勝トロフィーを持ち上げたことがないので、ぜひやってみたい」
――ワールドカップ(W杯)ロシア大会アジア最終予選のカタール戦(6月14日)に対する覚悟は。
「心構えが重要だ。(3月の)シリア戦は勝ったが、試合内容は思わしくなかった。選手たちは皆分かっている。体調を維持し、良い姿をお見せしたい。韓国がどういうチームかもお見せしたい」
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