2回目公判に出廷した朴槿恵被告 やや余裕見せる場面も
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2017.05.25 16:10
【ソウル聯合ニュース】韓国財閥のサムスングループとロッテグループから多額の賄賂を受け取ったとして収賄などの罪に問われた韓国前大統領、朴槿恵(パク・クネ)被告に対する2回目の公判が25日、ソウル中央地裁で行われた。地裁はこの日の公判で証拠調査を開始し、審理を本格化した。
午前10時に始まった公判で、朴被告は弁護人の弁論を聞いているだけで、自ら意見を述べることはなかった。正午過ぎ、休廷直前に裁判長に発言はあるかと問われ、「後でお話しする」と述べたのが発言の全てだった。
23日の初公判では弁護人がついだ水を飲む以外にはほぼ動かなかったが、この日は弁護人の発言を聞きながら書類をめくったり、弁護人の言葉にうなずいたりと、やや余裕を見せた。記録の検討が本格的に始まると、被告席に置かれたモニターに表示された記録をのぞき込み、筆記用具を手に弁護人と言葉を交わす場面もあった。
朴被告の収賄の共犯とされる親友の崔順実(チェ・スンシル)被告は、この日の公判に出廷する義務がなく、姿を見せなかった。
傍聴席にはところどころ空席が見られた。地裁は万一の事態に備えて法廷周辺に10人ほどの警備員を配置していたが、騒ぎなどは起きなかった。
朴被告は収賄のほか強要、公務上機密漏えいなど計18件で罪に問われている。初公判で、朴被告側は起訴内容を全面否認し、争う姿勢を示した。
tnak51@yna.co.kr