韓国大統領府 人事原則違反の指摘に「申し訳ない」
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2017.05.26 16:25
【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)の任鍾ソク(イム・ジョンソク)大統領秘書室長は26日の記者会見で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が自ら掲げた人事原則に違反したとして物議を醸していることと関連し、「人事が国民の目線に合っていないということに対し、国民の皆さんに申し訳なく思う」と述べた。また、「選挙キャンペーンと国政運営という現実の重みが機械的に同じにはなり得ないということを正直に申し上げる」「現実的な制約の中で人選せざるを得ない」と述べ、理解を求めた。
文大統領は大統領選で、実際に住んでいない場所を住所として届け出る偽装転入、兵役逃れ、不動産投機、脱税、論文盗用に関与した人は高官に任用しないという人事原則を掲げていたが、首相候補に指名された李洛淵(イ・ナクヨン)前全羅南道知事をはじめ3人の高官候補に偽装転入などの問題があることが分かり、野党が文大統領に立場を示すよう求めていた。国会は少数与党のため、野党の協力がなければ国会同意が必要な首相を任命できない。
tnak51@yna.co.kr