北のミサイル発射にも民間交流は「柔軟に検討」=韓国
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2017.05.29 11:54
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の李徳行(イ・ドクヘン)報道官は29日の定例会見で、北朝鮮が同日に弾道ミサイルを発射したことについて、挑発行為には強く対応する一方、南北の民間交流を柔軟に検討するという原則は維持するとの方針を明らかにした。
北朝鮮の金剛山観光再開については、「北の核問題関連の環境が進展した際、検討できると思う」と従来の立場を重ねて示した。
一方、東海上で遭難した北朝鮮の船員6人が27日、韓国当局に救助されたことに関しては、「合同調査が行われている」として、「調査結果が出ると、北に通知するか送還するかの措置を取る」と述べた。
船員の送還のため、南北の対話ルートが動く可能性については、「良い契機になる」として、「状況管理の側面から南北の対話ルートが常に開かれていなければならないというのが政府の立場で、そうした側面から対話ルートの再開のため努力を続ける」との認識を示した。
北朝鮮は昨年2月、韓国政府が開城工業団地の操業を全面中止したことに反発し、南北の対話ルートを全て遮断した。その後、統一部は軍事境界線にある板門店を通じて毎日午前9時と午後4時に北朝鮮側に連絡を試みているが、北朝鮮側は応じていない。
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