文大統領 雇用創出巡り初の国会演説へ=補正予算可決要請
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2017.06.01 15:51
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は1日、雇用創出のための補正予算案をできるだけ早く国会に提出するよう指示し、「国会との協力が最も重要だ」として、適切な時期に国会で演説する意向を示した。青瓦台(大統領府)で開かれた首席補佐官会議で述べた。
韓国の歴代大統領の中で補正予算案の可決を求めるため、国会で演説した大統領はいない。大統領選で最優先課題として掲げた雇用創出のため、全力を傾ける姿勢をアピールする狙いとみられる。
また、文大統領が指名した李洛淵(イ・ナクヨン)氏が首相に任命されたものの、最大野党「自由韓国党」が国会本会議で採決を欠席するなどの紆余(うよ)曲折があったため、自ら国会を訪問し野党との関係を改善したい考えとみられる。
文大統領が国会で演説する場合、1987年の改憲以来、政権交代後に最短で国会演説をする大統領になる可能性が高い。これまでは盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領(当時)が就任37日目の2003年4月2日、イラク戦争への軍隊派遣同意案の可決を要請する国会演説を行ったのが最短だった。
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