朴槿恵被告公判 弁護人が検察に反論
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2017.06.01 21:09
【ソウル聯合ニュース】韓国財閥のサムスングループとロッテグループから多額の賄賂を受け取ったとして収賄などの罪に問われた韓国前大統領、朴槿恵(パク・クネ)被告に対する公判が1日、ソウル中央地裁で行われ、朴被告の弁護人は「起訴状の内容に無理がある」とし、検察側の主張に反論した。
朴被告の弁護を担当する柳栄夏(ユ・ヨンハ)弁護士は公判で検察側の証拠書類に関する意見を述べた。
柳氏は、朴被告の友人で国政介入疑惑に絡み起訴された崔順実(チェ・スンシル)被告の公判で扱われた証拠のうち、朴被告にとって有利に解釈される余地がある内容を取り上げた。
また、検察が朴被告と崔被告が「共同運営」していたと指摘する文化支援財団「ミル財団」とスポーツ支援財団「Kスポーツ財団」について、朴被告が設立を指示したことは一度もないと一貫して供述しており、これは元青瓦台(大統領府)政策調整首席秘書官の安鍾範(アン・ジョンボム)被告も裁判で認めていると主張した。
検察が証拠とする安被告の手帳についても、「(安被告が)自分の考えも手帳に記していたと証言した。朴前大統領の指示を受け、すぐにそれを記載したのではない」と指摘した。
これに対し検察は「証言内容は枝葉を見るのでなく全体的な趣旨を判断しなければならない」と反論した。
yugiri@yna.co.kr