北朝鮮核問題の解決目指し圧力と対話を並行 韓米が原則合意
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2017.06.02 15:18
【ワシントン聯合ニュース】訪米している韓国青瓦台(大統領府)の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長(閣僚級)は1日(米東部時間)、ホワイトハウスでマクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)と会談し、北朝鮮核問題を解決するため対北朝鮮で制裁・圧力と対話を並行させることに原則合意した。同席者が伝えた。
対北朝鮮政策を巡り、両国の安保責任者がトランプ米政権の「圧力路線」と文在寅(ムン・ジェイン)韓国政権の「対話」路線のバランスを取りつつ折り合いをつけたとみることができ、立場の違いから両国が衝突する懸念が大きく和らぎそうだ。
同席者によると、鄭氏とマクマスター氏は会談で、北朝鮮への制裁と圧力で協力を続けながら非核化対話に向けた道筋をつける方法を模索するため、集中的に話し合ったという。双方は「対北朝鮮で対話と制裁・圧力を並行させながら、できるだけ早く核問題解決の糸口を見いだす」ことで考えを同じくした。
双方はまた、今月予定されている文大統領の訪米と韓米首脳会談の日程や議題についても具体的に詰めた。会談の日程は「すでに伝えられている時期で微調整」することで一致したとされ、今月下旬ごろになると見込まれる。韓米同盟の強化や北朝鮮核問題、通商問題、国際問題における協力策などが議題になるという。
特に、マクマスター氏は首脳会談について「最大限、礼を尽くす」と述べたとされ、米政府が文大統領の訪米を通常の「公式訪問」ではなく、最も格式の高い「国賓訪問」として扱うとの見方も出ている。
tnak51@yna.co.kr