慰安婦問題 被害者中心の解決を=韓国外相候補
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2017.06.02 17:46
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部長官に指名されている康京和(カン・ギョンファ)氏は2日、外交部近くに設けられた臨時事務所前で記者団に対し、旧日本軍の慰安婦問題について「被害者中心の問題解決が行われるべきだという原則、それに対して確信を持った」と明らかにした。
康氏は同日午前、慰安婦被害者が共同生活を送る施設「ナヌムの家」(京畿道広州市)を訪れた。
康氏は「慰安婦問題が外交懸案になっており、これまで(慰安婦問題を巡る日本との)合意の内容などいろいろな報告を受けたが、(被害者の)おばあさんたちの声を直接聞きたかった」と説明。「大変な感銘を受けた」と感想を述べた。
慰安婦問題の位置づけについては、「外交部だけの問題ではなく、人権に携わる全ての人の問題で、女性の人権を取り扱う全ての人の課題」と指摘。「今は長官候補だが、それでなくても(ナヌムの家を)一度は訪問すべきだったと思う」と述べた。
康氏の発言は慰安婦問題に対する原則的な立場を表明することで、日本との慰安婦合意への批判的な認識を間接的に示したものと受け止められる。
康氏の国会での人事聴聞会は7日に行われる。
kimchiboxs@yna.co.kr