韓国国会議長が訪日 8日に安倍首相と会談=議会外交展開へ
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2017.06.07 12:05
【ソウル聯合ニュース】韓国の丁世均(チョン・セギュン)国会議長は7日、日本に出発した。旧日本軍の慰安婦問題を巡る合意で両国関係が冷え込んでいる中、議会外交に乗り出す。
丁議長は3日間の日程で訪日する。8日に安倍首相と会談し、両国の協力強化などについて意見交換する。丁議長は会談で両国は東アジアの平和と発展のため協力しなければならないパートナーであることを強調し、文在寅(ムン・ジェイン)政権の対日外交方針を伝え、支持を呼びかける見通しだ。
同日に大島理森衆院議長や伊達忠一参院議長らとも会談し、北東アジアの平和体制構築に向けた両国の議員交流の重要性を強調する考えだ。北朝鮮の核・ミサイル脅威に対応した連携策の一環として、6カ国協議参加国の議会間対話への日本側の参加を要請する。
議会対話は昨年7月、丁議長が提案した会議体で、中断している6カ国協議の再開を準備する役割を議会が担うというものだ。
また、少子高齢化や環境・文化交流などを話し合う「韓日議会未来対話」の定例化についても協議する。
7日には在日コリアンらが暮らす特別養護老人ホーム「故郷の家・東京」を訪れるほか、在日コリアンらと懇談会を行う。
9日には超党派の日韓議員連盟会長の額賀福志郎元財務相と両国国会間の交流拡大などについて話し合う。産業現場も訪れ、両国間の共同研究や人的交流の拡大に向けた協力を強調する計画だ。
丁議長の訪日には与野党の議員らも同行した。
kimchiboxs@yna.co.kr