訪韓外国人観光客 75%が個人旅行
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2017.06.09 07:30
【ソウル聯合ニュース】昨年1年間に韓国を訪問した外国人観光客のうち個人旅行の割合は75.0%で、前年の73.8%より小幅ながら増加した。韓国文化観光研究院が9日までに公開した調査結果で明らかになった。
昨年訪韓した外国人観光客全体の約47%を占めた中国人観光客の場合、個人旅行は62.6%で全体の平均より低かった。
個人旅行の割合が高い国・地域は英国(99.4%)と中東(98.6%)だった。
団体旅行のうち、低価格の旅行商品の弊害が問題視されており、個人旅行を増やすことが改善につながると指摘されている。また中国が米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備に反発して自国民の韓国旅行を制限したことで訪韓中国人客が急減したが、個人旅行は国の規制の影響を大きく受けないため、政治・外交的なリスクも比較的低い。そのため政府と業界は個人旅行客の呼び込みに力を注いでいる。
韓国観光公社の関係者は「朝鮮半島へのTHAAD配備などで中国人の団体旅行客が来られないため、個人旅行客をターゲットにしている」とし、「現地の交流サイト(SNS)などを通じたオンラインマーケティングに集中している」と伝えた。
一方、外国人が韓国で使った旅行経費は前年より減った。
昨年韓国を訪問した外国人観光客が支出した金額は1人当たり1625.3ドル(約17万9000円)で、15年(1712.5ドル)より減少した。
国・地域別では中東からの観光客が2593.8ドルで最も多く、日本人観光客が813.9ドルで最も少なかった。
個人旅行客が使った経費は1人当たり1625.5ドルで、団体旅行客は1695.5ドルだった。
yugiri@yna.co.kr