来韓中の二階氏発言が波紋 韓国政府「慎重期すべき」と注意
【ソウル聯合ニュース】安倍晋三首相の特使として韓国を訪問している自民党の二階俊博幹事長が１０日に南西部・木浦で行われた韓国国会議員らとの会合で「一握りの悪巧みをする連中は撲滅したい」などと述べたことが慰安婦問題を巡る合意の再交渉を求める韓国の政治家らを批判する発言と受け止められ、波紋を呼んでいることについて、韓国政府は１２日までに外交ルートを通じ「（発言には）慎重を期す必要がある」との立場を日本側に伝えたことが分かった。
一方、同会合に出席していた野党「国民の党」の朴智元（パク・ジウォン）前代表は二階氏の発言について、「極端な発言を控え、両国関係の発展のため共に努力しようという意味」と自身のフェイスブックに書き込み、二階氏を擁護した。
１０日から４日間の日程で来韓している二階氏は１２日午後、文在寅（ムン・ジェイン）大統領と会談し、安倍首相の親書を手渡す予定。
安倍晋三首相の特使として自民党の二階俊博幹事長がソウルに到着した。二階氏は金浦空港で記者団に対し、「皆の協力でベストを尽くしたい」と述べた。１２日に文在寅（ムン・ジェイン）大統領と会談、安倍首相の親書を手渡す見通しだ＝１０日、ソウル（聨合ニュース）
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安倍晋三首相の特使として韓国を訪問している自民党の二階俊博幹事長が南西部の全羅南道・木浦にある孤児施設「木浦共生園」を訪問した。共生園は、高知県出身の尹鶴子（ユン・ハクジャ、日本名：田内千鶴子、１９１２～１９６８年）さんが多くの孤児の面倒を見たことで知られる。二階氏を団長とする特使団一行は記念植樹をした後、韓日友好の思いをこめて風船を青空に飛ばした＝１１日、木浦（聯合ニュース）
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安倍晋三首相の特使として韓国を訪問している自民党の二階俊博幹事長が１１日午後、ソウルのホテルで開かれた「韓日友好の夕べ」に出席した。文在寅（ムン・ジェイン）大統領の特使として先ごろ訪日した与党「共に民主党」の文喜相（ムン・ヒサン）国会議員（前列右から２人目）らと記念撮影する二階氏（同中央）＝１１日、ソウル（聯合ニュース）
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安倍晋三首相の特使として来韓している自民党の二階俊博幹事長が１２日午前、国立ソウル顕忠院（国立墓地）を参拝した。二階氏はこの日午後、文在寅（ムン・ジェイン）大統領と会談し、安倍首相の親書を手渡す予定＝１２日、ソウル（聯合ニュース）
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sarangni@yna.co.kr
