航空機操縦士を国内で養成 韓国に航空訓練センター開所
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2017.06.13 15:00
【ソウル聯合ニュース】ソウルの金浦国際空港の貨物庁舎内に13日、航空機の操縦士養成施設「韓国空港公社(KAC)航空訓練センター」(約4000平方メートル)がオープンした。航空機の操縦士になるための必須コースである「ジェット転換課程」の講習に使う訓練用ジェット機、離着陸や上昇・下降など運航の全過程を4時間で体験できる模擬飛行装置5台を備える。
模擬飛行教育を終えた訓練生は蔚珍飛行訓練院(慶尚北道)などで訓練用ジェット機を運航する実習を受け、ジェット転換課程を修了する。
現在、韓国でジェット転換課程を運営しているのは大韓航空の訓練飛行場のみで、ここでは同社に入社した操縦士だけが教育を受けられる。だがKAC航空訓練センターでは、プロペラ機まで操縦できる事業用操縦士の資格を持つ人なら誰でも同課程を履修できる。
航空会社は副機長の採用時、事業用操縦士の資格に加えてジェット機の操縦経験などを要求している。これまで韓国ではジェット転換課程の履修が難しく、航空機の操縦士を志す人は多額の費用と時間をかけて外国の飛行訓練機関を利用していた。
tnak51@yna.co.kr