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6カ国協議の当局者 来月シンガポールで会合=南北・米朝接触あるか

記事一覧 2017.06.13 14:20

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の核問題を巡る6カ国協議当事国の外交当局者らが出席する国際学術会議「北東アジア協力対話(NEACD)」が来月初めにシンガポールで開かれることが、13日分かった。

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が、米プロバスケットボールNBAの元スター選手、デニス・ロッドマン氏を北朝鮮に招待するなど対北朝鮮制裁の中で対外関係に風穴を開けようとする姿を見せる中、北朝鮮当局者の出席により「プレ6カ国協議」としてNEACDをきっかけにした南北、米朝当局間の合意が成立するかが注目される。

 外交消息筋によると、NEACDを主催する米カリフォルニア大サンディエゴ校世界紛争・協力センター(IGCC)は、7月上旬にシンガポールで第27回NEACDを開催する計画を各国に伝えたという。

 NEACDはIGCCが北朝鮮を含む6カ国協議の当事国の外交官僚と民間の学者らを招き、北東アジア地域の安保問題について意見を交わすフォーラムだ。6カ国協議の各国首席または次席代表(局長級)が主に参加することから、6カ国協議の空白期に参加国の相互リサーチと戦略協議の場として活用されてきた。

 特に昨年まで、26回すべてを韓米中日ロによる6カ国協議の参加国内で開催してきたこの行事を、今年初めてシンガポールで開催すると決めたのは、「中立地帯」で南北・米朝当局間の接触を自然に誘導しようという主催側の考えによるものとみられる。

 これにより、今回の会議で文在寅(ムン・ジェイン)政権発足後初となる南北政府当局者間の接触と、米トランプ政権発足後初の米朝当局者間の接触が実現する可能性があると外交消息筋は展望する。

 ある外交消息筋は「近ごろ北朝鮮も対外関係を解きほぐそうとする雰囲気なので、自分たちの主張をするためであれ、韓米の雰囲気を探るためであれ、NEACDに出席するのではないかと思う」との見通しを示した。

 昨年6月に北京で開かれたNEACDには、北朝鮮から崔善姫(チェ・ソンヒ)外務省米州副局長(現局長)が出席した。

ynhrm@yna.co.kr

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