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韓国軍が軍事境界線付近で無人機捜索 対空監視強化も 

記事一覧 2017.06.13 17:21

【ソウル聯合ニュース】韓国軍当局は13日、南北軍事境界線に接する韓国北東部・江原道麟蹄郡の山地で先週に北朝鮮の無人機とみられる小型の飛行体が見つかった後、軍事境界線近くの部隊が無人機の大規模な捜索作業を進めていると明らかにした。

先週見つかった小型の飛行体は、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の配備地を偵察・撮影していたことが分かった(イメージ)=(聯合ニュース)

先週見つかった小型の飛行体は、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の配備地を偵察・撮影していたことが分かった(イメージ)=(聯合ニュース)

 軍関係者は、「麟蹄郡で小型無人機が発見された後、まず対空監視を強化して敵の無人機による追加挑発に備えながら、前線部隊が大々的な捜索・偵察を実施している」とし、別の無人機がないか確認していると伝えた。

 軍は2014年3月に北朝鮮の無人機が韓国内で見つかった事件を機に無人機を新たな軍事的脅威と認識し、空軍作戦司令部の中央防空統制所(MCRC)の指揮の下、合同防空訓練を強化しているという。

 同関係者は「小型無人機を探知できる監視手段と、これを無力化できる武器体系を戦力化しているところだ」と述べ、「ソウルの中心部についてはすでに小型無人機の探知レーダーと電波遮断装備を緊急に戦力化して運用中だ」と説明した。

 その上で、「ただ前線地域は広く、技術を開発するまでに時間がかかり、小型無人機を探知できる専用レーダーや新型対空砲、レーザー対空火器など新型武器体系の戦力化にある程度時間が必要だ」と話した。

 一方、陸軍は地上監視レーダーと新型赤外線監視システム(TOD)を連動させて運用中だが、このうち一部を対空監視用に転換して新型武器体系の戦力化まで臨時運用している。

 軍関係者は「わが軍は限られた条件でもこのような挑発に使用可能な戦力を統合運用し、対応態勢に万全を期す」とし、「小型無人機を探知・打撃する武器体系を適時、早期に戦力化するために最大限努力する」と述べた。

 このほど麟蹄郡の山地で見つかった北朝鮮の無人機とみられる小型の飛行体は米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」が配備された南部の慶尚北道・星州を偵察し、上空から写真を撮影していたことが分かっている。

ynhrm@yna.co.kr

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