慰安婦合意問題 「両国関係全般を考慮」=韓国新外相
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2017.06.19 17:39
【ソウル聯合ニュース】韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は19日、就任式後に開いた記者懇談会で、旧日本軍の慰安婦問題を巡る日本との2015年末の合意について、「一つの問題で両国関係を規定することは正しくない」と指摘し、「慰安婦問題は大きな懸案のため、それについて話し合って実践するが、両国関係の別の部分も(関係を)増進しなければならない」と強調した。
国会の人事聴聞会で批判的な立場を示した慰安婦合意問題だけでなく、さまざまな面を考慮して今後の対日関係に取り組んでいく姿勢を表明したものとみられる。
懇談会では同問題に関して、「人権専門家として約束したこともあるが、韓日関係全般を管理しなければならない外交部長官としての立場もある」とも発言した。
一方、韓国初の女性の外交部長官になった康氏は就任式のあいさつで、政府機関の中で外交部が女性職員の割合が最も高いことや、自らも仕事をしながら3人の子どもを育てた経験に言及し、仕事と家庭の両立を積極的に支援する方針を示した。
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