韓国高官 北朝鮮核問題で「柔軟性必要」=米での発言は釈明
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2017.06.22 23:13
【ソウル聯合ニュース】韓国の文正仁(ムン・ジョンイン)大統領統一・外交・安保特別補佐官(延世大名誉特任教授)は22日、聯合ニュースTVの番組に出演し、北朝鮮核問題について「少し柔軟になる必要がある」と述べ持論を展開した。北朝鮮が核・ミサイル開発を続けるのは脅威を感じているからだとして、「韓米合同軍事演習の規模を少し下方調整し、米国の戦略兵器を前方展開しなければ緊張が緩和され北も挑発しないだろう」との考えを示した。
また、「北の非核化と朝鮮半島の平和体制(構築)を同時に進める必要がある」と主張。「非核化しなければ対話しないというのは非現実」として、「北が核・ミサイルを凍結すれば対話し、インセンティブを与えるというように現実的になる必要がある」と述べた。
文氏が米国での演説などで、北朝鮮が核・ミサイル開発を中断すれば「米国の戦略兵器の朝鮮半島配備と韓米合同軍事演習を縮小できる」と発言し、物議を醸している問題については、「断定的に話したものではなく、北が核・ミサイルを凍結すれば韓米合同軍事演習の中で戦略兵器の前方展開の下方調整を米国と協議できると話したもの」と釈明した。
ikasumi@yna.co.kr