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韓国外相 外交通商部の復活を事実上支持

記事一覧 2017.06.26 17:58

【ソウル聯合ニュース】韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は26日、産業通商資源部の通商機能を外交部に戻さず、産業通商資源部に残すことについて、「交渉に専門性を持っている部署が引き受けるのがより有効」との考えを示した。国会外交統一委員会の朴柱宣(パク・ジュソン)議員に提出した答弁書で明らかにした。

康京和長官(資料写真)=(聯合ニュース)

康京和長官(資料写真)=(聯合ニュース)

 2013年の朴槿恵(パク・クネ)政権発足により外交通商部から通商機能が分離され外交部となったが、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は再び外交通商部に戻すとしていた。だが政府・与党が推進する組織改編では産業通商資源部に貿易と通商業務を担当する通商交渉本部を設置するとしている。

 康長官は「通商協定の国内履行を所管する部署が通商交渉を総括しなければならないのではない」とし、「最近の通商問題の懸案はサービス、農業、知的財産権、環境など非製造業の分野を中心に変わり、通商と製造業の関連性が大きくない状況」と説明した。

 また、「米国、中国、日本など主な交渉相手国が外交・通商を連係して交渉カード化する傾向にある点などを考慮する必要がある」と指摘した。

 その上で、「今後、通商組織を再編成する機会があれば、外交部が韓米自由貿易協定(FTA)や韓国と欧州連合(EU)のFTAなど主な通商交渉の経験を持っている点、外交安保イシューと経済通商イシューの統合アプローチの可能性がある点、保護貿易主義への対応への前線基地としての在外公館ネットワークなどを持っている点など、外交部が持つ多数の長所を活用する必要がある」と強調した。

 通商機能を産業通商資源部に残すとする政府組織改編案について、将来的に通商機能を外交部に移す必要があるとの見解を示したものと受け止められる。

 政府組織法の国会審議を前に康長官がこのような立場表明をしたことで、与野党間の議論にどのような影響を与えるのか注目される。

外相候補の人事聴聞会
外相候補の人事聴聞会

韓国外交部長官候補に指名された康京和(カン・ギョンファ)氏に対する国会での人事聴聞会が始まった。聴聞会で宣誓する康氏=7日、ソウル(聯合ニュース)
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女性初の外相
女性初の外相

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は18日、外交部長官候補に指名していた康京和(カン・ギョンファ)氏を正式に任命した。康氏は女性初の外交部長官となる。青瓦台(大統領府)での任命式を終えた文大統領(前列右)と康長官=18日、ソウル(聯合ニュース)
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国立墓地で焼香する新外相
国立墓地で焼香する新外相

女性で初めて韓国外交部長官に就任した康京和(カン・ギョンファ)氏が19日午前、国立ソウル顕忠院(国立墓地)を参拝した。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は前日、野党の反対を押し切って外交部長官に康氏を任命した=19日、ソウル(聯合ニュース)
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韓国新外相 岸田氏と電話会談
韓国新外相 岸田氏と電話会談

韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官が21日午前、岸田文雄外相と電話で会談した。19日の康氏の就任後、初の会談となる(外交部提供)=21日、ソウル(聯合ニュース)
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yugiri@yna.co.kr

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