韓国大統領府「韓米FTA再交渉に合意していない」
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2017.07.01 10:51
【ワシントン聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)は、韓米両国が自由貿易協定(FTA)の再交渉に合意したとの一部報道について「韓米双方は再交渉に合意していない」との公式の立場を示した。
張夏成(チャン・ハソン)青瓦台政策室長はワシントンで30日(米東部時間)に記者会見を開き「韓国の一部メディアが、韓米首脳会談でFTA再交渉に合意した、または再交渉が正式に表明されたと報じたが事実と異なる」と述べた。
張室長は「首脳会談でトランプ大統領は大規模な貿易赤字、自動車・鉄鋼分野の貿易不均衡について問題を提起しながら一定の措置を取るか、あるいは新たな交渉を行うかを判断する必要があると述べた。これに対し文在寅(ムン・ジェイン)大統領はFTAの互恵性を強調しながら、FTA発効後の効果に関する共同調査の実施を提案した」と説明した。
トランプ大統領は同日行われた韓米首脳会談終了後の共同記者会見でFTAの再交渉を正式に表明した。韓国は米国の重要な貿易パートナーだとしがらも「FTAが締結された2011年から16年まで、対韓貿易赤字が110億ドル(約12兆円)以上増えた。良い協定ではない」と主張した。
hjc@yna.co.kr