韓国 けさのニュース(7月3日)
◇全国で雨 ソウルや首都圏などに大雨警報
韓国では梅雨前線の影響により全国で雨が降っている。3日午前5時現在、首都圏全域、江原道(東海岸の一部地域を除く)、忠清道の一部地域に大雨特別警報が、ソウル市、仁川市、世宗市、京畿道・江原道・忠清北道の一部地域に大雨警報が出された。気象庁によると、中部地方の一部地域で1時間に50ミリ以上の激しい雨が降っている。
◇韓国政府 「統一国民協約」締結を推進
韓国政府が、政権が交代しても維持される対北朝鮮政策の原則を盛り込んだ「統合国民協約」の締結を推進する。統一部当局者は3日、「政府、与野党、市民社会が参加する統一国民協約の締結を推進する。進歩(革新)と保守の枠を超えた、政権が交代しても生命力が失われない内容を盛り込む」との方針を示した。
◇現代グループ 北朝鮮で追悼行事開催の方針
現代グループが故鄭夢憲(チョン・モンホン)元会長の追悼行事を北朝鮮・金剛山で開催するため、今月中に統一部に北朝鮮との接触と訪朝を申請する予定であることが3日、分かった。新政権発足後、南北関係改善に対する期待が高まる中、現代グループの訪朝申請は今月12日に中断から9年を迎える金剛山観光の再開とも関連があるため、南北当局の今後の反応が注目される。
◇コーヒーよりもカフェイン含有量が多いコーヒー牛乳
韓国で市販されている一部のコーヒー飲料、コーヒー牛乳、エナジードリンクのカフェイン含有量が、青少年の1日のカフェイン摂取勧奨量を上回っていることが3日、分かった。ソウル市保健環境研究院が市販されているカフェイン含有飲料106商品を分析した結果、5商品に青少年の1日のカフェイン摂取勧奨量125ミリグラム(体重50キロの場合)を超えるカフェインが含まれていた。
◇韓国の造船受注量 上半期は世界首位奪還
不振が続いた韓国造船業界の今年上半期(1~6月)の造船受注量が増加し、世界シェアトップに返り咲いた。韓国造船大手の受注量をみると、現代重工業グループは72隻、サムスン重工業は海洋プラント2隻を含む13隻をそれぞれ受注した。政府の資金支援により流動性危機を脱した大宇造船海洋も受注量を伸ばし、再建計画を履行している。
◇管理職とサービス従事者の賃金格差 7年で大幅拡大
世界金融危機以降、部長クラス以上の管理職の賃金は大幅に上昇したが、サービス従事者の賃金上昇は足踏み状態にあり、格差が拡大した。韓国銀行(中央銀行)経済統計システムと雇用労働部によると、2009年以降7年間で管理職の賃金は65%上昇したが、サービス従事者は3.5%の上昇にとどまった。