Go to Contents Go to Navigation

文大統領「南北スポーツ交流の道開かれた」 IOC会長に謝意

記事一覧 2017.07.03 12:22

【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は3日、来韓している国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と青瓦台(大統領府)で会談し、「北でこの先開かれるテコンドー大会に韓国の演武団が参加する道が開かれた」と述べ、「南北関係はこれまで行き詰まっていたが、スポーツ分野で交流できる道を開いてくださり、感謝する」と謝意を示した。

会談する文大統領(右)とバッハ会長=3日、ソウル(聯合ニュース)

会談する文大統領(右)とバッハ会長=3日、ソウル(聯合ニュース)

 韓国の全羅北道・茂朱で先月末に開かれたテコンドー世界選手権で、韓国主導のワールドテコンドー(世界テコンドー連盟から改称)は北朝鮮が組織する国際テコンドー連盟(ITF)が9月に平壌で開く世界大会に演武団を派遣することでITFと合意した。茂朱での大会にはITFの選手団が派遣され、開会式などで演武を披露した。

 文大統領はバッハ氏に、「茂朱での大会に北の演武団が参加できるよう橋渡し役をしてくださったことに感謝する」とも伝えた。

 バッハ氏はこれに対し「大統領が強調している(対北朝鮮での)対話と平和の政策は、五輪の精神に合致する」と応じた。また「私たちは同じ船に乗っているだけでなく、同じ方向にこいでいると確信している」と強調した。

 文大統領は会談で、約7カ月後に迫った平昌冬季五輪を南北関係の改善の契機とするため、IOCの協力を求めたとされる。

 文大統領は先月24日のテコンドー世界選手権の開会式で「初めて南北単一(合同)チームを結成し、最高の成績を上げた1991年の世界卓球選手権大会と世界青少年サッカー大会の栄光を平昌冬季五輪でもう一度見たい」と述べ、北朝鮮との合同チームの結成を遠回しに提案した。

 バッハ氏は先月29日に韓国入りした際、文大統領が表明した平昌五輪での南北合同チーム結成などの構想について「議論できるのを非常に楽しみにしている」と話していた。

 ただ、北朝鮮は各競技の予選でほとんど敗退しており、合同チームの結成が可能かどうかについてはIOCの判断が必要になる。韓国側は、南北による合同応援なども構想しているとされる。

tnak51@yna.co.kr

注目キーワード
スクラップの多い記事
more
more
ホーム ページのトップへ
情報をお寄せください
聯合ニュース日本語版では、イベントの開催告知、取材案内、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報をお待ちしております。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。
お問い合わせ
聯合ニュース日本語版に関する記事やコンテンツ使用などについてのお問い合わせは( japanese@yna.co.kr )へ。 イベントなどの開催告知、取材要請、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報も同メールアドレスで受け付けています。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。