文大統領の対北政策にオバマ氏「世論の支持あれば可能」
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2017.07.03 15:58
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は3日午後、青瓦台(大統領府)でオバマ前米大統領と約40分にわたり会談した。
文大統領は「先週、トランプ米大統領と会い、韓米同盟をさらに強化することで一致するなど期待以上の成果を上げた」とし、「韓米同盟がさらに発展するよう、オバマ前大統領の多くの助言を期待する」と話した。
また「トランプ大統領と北の核・ミサイル問題解決のため、制裁と圧力を続けるものの、対話を並行することにした」とし、「今回は北が対話のドアに向かう最後の機会になるだろう」と強調した。
これに対しオバマ氏は「(私が)尊敬するリンカーン元大統領は国民の支持がなければ何もできず、国民世論があればできないことはないと話した。多くの韓国人が文大統領の成功を祈っているため、大統領は国民の期待を満たすだろうと考える」と述べた。
また「現在、米国は与野を問わず、韓米同盟に対して超党派的に全幅の信頼を寄せている」とし、「韓国に対する米国民の支持があり、海外に暮らす韓国系住民の強力な支持もあるため、韓米関係は堅固になるだろう」と話した。
オバマ氏は前日にミシェル夫人と2人の娘とともに来韓。滞在期間中に朝鮮日報主催で開かれる行事で講演を行う予定だ。
オバマ氏は大統領在任中に4回韓国を訪問した。前回は2014年4月に当時の朴槿恵(パク・クネ)大統領と首脳会談を行うため来韓した。
yugiri@yna.co.kr