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北朝鮮「火星14」 射程8000キロ超のICBMか 

記事一覧 2017.07.04 18:46

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が4日に発射した弾道ミサイルについて、韓国や日本の専門家はミサイルが最高高度2802キロまで上昇したことから、大陸間弾道ミサイル(ICBM)級と判断している。

 北朝鮮はICBM「火星14」の発射実験を最大の高角発射体制で行い、ミサイルは最高高度2802キロまで上昇、39分間にわたり933キロを飛行したと発表した。

 北朝鮮の発表は韓国や日本が出した分析結果と大きく違わない。韓国軍合同参謀本部は北朝鮮が発射した弾道ミサイルの飛行距離は約930キロだったと発表した。政府消息筋は最高高度が2500キロ以上だったと推定した。日本の防衛省は最高高度が2500キロを大きく超えたと明らかにした。

 専門家らは北朝鮮が公開した火星14の飛行距離と最高高度が事実である場合、正常な角度で発射すれば射程距離は8000キロを超えるとみている。

 韓国軍は射程距離5500キロ以上の弾道ミサイルをICBMに分類しており、火星14もICBMに含まれることになる。

 射程距離が8000キロあるICBMを北朝鮮が南東部の江原道・元山付近から発射した場合、米太平洋軍司令部があるハワイだけでなく、アラスカ州全域が射程圏内に入る。射程距離が8200キロになれば、ワシントン州のシアトルに届くことになり、北朝鮮がICBMで米本土の大都市を核攻撃する可能性が生じたことになる。

 射程距離が8000キロ以上のICBMの発射実験に成功したとしても、すぐに実戦配備する段階に至ったとみることはできない。ICBMが目標を攻撃するには、大気圏再突入の技術が必要なためだ。

 ただ、大気圏再突入の技術は極めて高度であるものの、北朝鮮は総力を挙げ、専門家の予想より早い時期にICBMの実戦配備を行う可能性は高い。

yugiri@yna.co.kr

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