北朝鮮の平昌参加 「引き続き要請」=韓国五輪委会長
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2017.07.06 16:53
【鎮川聯合ニュース】大韓体育会(韓国オリンピック委員会)の李起興(イ・ギフン)会長は6日、来年開催される平昌冬季五輪への北朝鮮の参加について「北の意思を確認し、北の参加が決定することが重要であり、南北統一チームや南北共同入場を議論する段階ではない」と述べた。
李会長はこの日、忠清北道・鎮川の国家代表選手村で開かれた記者懇談会で、「南北のスポーツ交流と南北統一チームの結成はわれわれがやりたいと言ってできることでもない」とした上で、「南北のスポーツ交流を通した民族和解と同質性の回復は、必要なことだと考える」と述べた。
また、「平昌五輪は北が参加することで平和五輪になることができる」として北朝鮮の参加が重要な意味を持つとの見方を示した。
李会長は「現在の安保状況を見ると、来年どれほどの外国人が平昌を訪れるか見当がつかない状況だが、北が平昌五輪に参加すれば平和五輪という基本趣旨にも合致するため、外国人も安心して韓国を訪問するだろう」として、北朝鮮に五輪への参加を引き続き要請する考えを示した。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は今月3日、青瓦台(大統領府)で国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と会談し、北朝鮮の参加のためにIOCが積極的に協力するよう要請した。
李会長によると、バッハ会長は2000年のシドニー五輪で南北共同入場を実現し、北朝鮮を説得した事例を挙げて「どんな方法でもIOCができることは全てやる」との趣旨の返答をしたという。
ynhrm@yna.co.kr