韓米日の6カ国協議代表が会合 北朝鮮制裁決議の採択で協力へ
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2017.07.11 21:11
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮核問題を巡る6カ国協議の首席代表を務める韓国外交部の金ホン均(キム・ホンギュン)朝鮮半島平和交渉本部長と米国務省のジョセフ・ユン北朝鮮担当特別代表、日本外務省の金杉憲治アジア大洋州局長は11日、シンガポールで会合を開き、北朝鮮の核問題への対応について協議した。
韓国外交部によると、3者は北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)級の「火星14」を発射したことに対し、国連安全保障理事会レベルでの新たな対北朝鮮制裁決議の採択などを推進するなど、断固たる対応を取ることで一致した。
3者は火星14の発射が北朝鮮のミサイル能力が大きく進展したことを示す深刻な挑発という点で共通の認識を持ち、これに対し新たな安保理制裁決議の採択やこれまでの決議の履行の徹底などで国際社会と共同で対応していくこととした。
また北朝鮮に対し効力のある圧力を加えるためには、中国とロシアの協力が重要であることを再確認し、3カ国の協力を緊密に行うとともに、中国とロシアとの戦略的な対話を続けていくことにした。
会合は米カリフォルニア大サンディエゴ校世界紛争・協力センター(IGCC)が北朝鮮を含む6カ国協議当事国の外交当局者や専門家を招き、北東アジア地域の安全保障問題について意見を交わす半官半民(1.5トラック)の外交・安保フォーラム「北東アジア協力対話(NEACD)」に合わせて行われた。
yugiri@yna.co.kr