韓国語の世界普及へ努力を 韓国首相が教育者ら激励
【ソウル聯合ニュース】韓国の李洛淵(イ・ナクヨン)首相は18日、ソウルの総合展示場・COEXで開かれた「2017年世界韓国語教育者大会」のあいさつで「韓国人の『存在の家』である韓国語と、韓国人の誇らしい文字・ハングルを世界に広め、われわれの後世に伝えるために政府はさらに努力する」と述べた。
韓国教育部と外交部、文化体育観光部が共催した今回の行事には、海外29カ国・地域の韓国語教師約80人、48カ国・地域のハングル学校の教員約130人、海外の韓国語教育機関「世宗学堂」の関係者150人などが参加した。
李首相は「われわれの言葉と文字に対する世界的な関心はこれまでになく高まっている」とし、「世界にある数千の言語のうち、韓国語使用者の数は13位に入った。世宗学堂は、モンゴルで初めて開講してから10年で世界54カ国に広がった」と語った。
また「海外での韓国語能力試験の受験者と、韓国語を第2外国語として選択する学生は年々増加し、韓国語を勉強する海外同胞3・4世の青少年も増えている」と説明した。
その上で「このような驚くべき変化は、韓国の経済成長と韓流の拡散に起因し、加えて世界の韓国語教育者の皆さんの情熱がこのような変化をさらに増幅させている」と感謝を示した。
さらに「韓国語を収める器、韓国語を伝える車がまさにハングルだ」とし、「(朝鮮王朝第4代王の)世宗大王が創製されたハングルは、世界人の発明品の中で最も偉大なものに属す」と強調した。
李首相は、外国人のための韓国語教育を支援し、世宗学堂が言語と文化交流においてさらに多くの役割を果たせるようにすると約束した。未来の在外同胞のための韓国語教育を体系化し、海外での韓国語教育と科学技術を融合させ、教育の環境と方式を発展させると述べた。
新聞記者出身の李首相は「私も青春時代を文章を書く者として生きた。皆さんも同じ考え、似た趣向を持っていると感じる」とし、「韓国語とハングルがさらに美しく保存され、さらに正確に伝わるよう共に努力しよう」と呼びかけた。
ynhrm@yna.co.kr