北朝鮮外相 ARF出席の意向=南北・米朝接触に注目
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2017.07.26 16:07
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相が来月初旬にフィリピン・マニラで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)に出席する意向をフィリピン側に示したことが26日、分かった。
韓国の外交筋によると、北朝鮮は今年のASEAN議長国のフィリピンに李外相の出席を伝え、登録手続きを行っているという。
韓国外交消息筋は、チェ・ヒチョル外務次官らの北朝鮮外務省代表団がフィリピンを訪問するため、25日に平壌を出発したことは李外相のARF出席に向けフィリピンとの外交調整を行うためである可能性が高いと判断している。
北朝鮮が新たな軍事挑発を行う可能性があるなど、朝鮮半島で緊張が高まっている中、ARFに合わせて韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官との南北外相接触や米朝接触などが行われるか注目される。
韓国や中国、日本に加え、米国やロシア、北朝鮮の6カ国協議参加国の全外相が招待されるARFは北朝鮮がほぼ唯一参加する多国間会議だ。
李外相は昨年7月、ラオスで開催されたARFにも出席した。今年のARFでは米国の対北朝鮮敵視政策を批判し、核兵器や弾道ミサイル開発の正当性を主張する外交戦を展開するとみられる。
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