復活の通商交渉本部長に金鉉宗氏 韓米FTA改定交渉へ備え
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2017.07.30 15:47
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は30日、産業通商資源部の通商交渉本部長(次官級)に金鉉宗(キム・ヒョンジョン)韓国外国語大学教授(57)を任命した。
金氏はソウル生まれで、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権で外交通商部(現・外交部)の通商交渉本部長を務めるなど、通商分野の専門家。
通商交渉本部長は保護貿易主義の台頭に対応し、通商交渉力を強化する狙いから政府組織法を改正し、4年ぶりに復活したポスト。次官級だが、対外的には「通商長官」の地位が与えられる。
通商交渉本部長の任命で、米国が求めている韓米自由貿易協定(FTA)の改定交渉が本格化する見通しだ。金氏が交渉現場で指揮を執ることになる。
一方、関税庁トップの関税庁長には元検事の金栄文(キム・ヨンムン)弁護士(53)が任命された。金氏は文大統領の高校の12年後輩にあたる。
csi@yna.co.kr