スマホで車のエンジンをかける「スマートキー」 韓国で初開発
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2017.08.02 11:05
【ソウル聯合ニュース】韓国自動車部品メーカーの現代モービスは2日、近距離無線通信(NFC)対応のスマートフォン(スマホ)を車の「スマートキー」として活用するシステムを国内で初めて開発したと発表した。2019年の製品量産開始を目指す。
NFCは端末同士が10センチ以内の距離でデータをやりとりできる技術。NFCを採用したスマートキーは携帯しやすくセキュリティーに優れているのがメリットだ。
運転者が専用アプリをインストールしたNFC対応のスマホを車のドアの取っ手にかざすとロックが解除され、車内の無線充電パッドにスマホを置いてボタンを押せばエンジンがかかる。ドアの取っ手と充電パッドにはNFCの信号を受信するアンテナが内蔵されており、車とスマホ間の通信が可能だ。
現代モービスはセキュリティーを高めるため、最新のデータ暗号化技術と認証技術を採用した認証コントローラーを開発し、車とスマホの情報を暗号化して本人であるかどうかを正確に確認するようにした。また、車の所有者が第三者にスマートキーの使用権を与えることも可能にしている。
tnak51@yna.co.kr